1.周辺機器取り外し
バッテリー、エンジンの上下補機類とエンジン、ミッションを外します。



2.クラッチ部品点検
クラッチリレーズシリンダーとレリーズホース
このパーツはクラッチを切る為に、クラッチペダル→ マスターシリンダー → ホース→レリーズシリンダーと油圧を 伝えていくものです。これらの箇所の不良でも不具合が起こりますのでよく点検しましょう。

3.リレーズシャフト取り外し
リレーズシャフトを抜き取ります。

4.ミッション取り外し
リレーズシャフトを抜き取ります。

5.レリーズホーク点検・交換
レリーズホークも減りや曲がりにより点検後、交換します。

6.ミッションオイルシール交換
ミッションオイルシールを交換します。
この作業に限らずエンジンを降ろした時に危なそうなシールや パッキン等の交換、その他の整備をしておくと今後の工賃等が 安くすみます。

7.各部パーツ分解・洗浄
写真の赤矢印がレリーズホークシャフトベアリングです。
これを分解して洗浄し。新しいグリスに交換します。
青矢印がメンドラです。この部分にクラッチディスクが付きます。
錆びや汚れを落としてからグリスを付けます。

8.ツインマス取り外し
ツインマスを取り外します。写真の茶色い部分がツインマスです。
矢印の方向にガタが出てきてます。
その目安として、初期の症状はエンジンを切った時に小さくガタガタ音、それから段々と走行中にもガタガタ音がするようになります。
そのままにして置くと最終的に走行不能になりますので注意しましょう。

ツインマスクラッチとRSクラッチのフライホイールの比較
↓ツインマスクラッチのフライホイールと分解図


↓RSクラッチのフライホイールと分解図


9.フライホイール取り付け
フライホイールを取り付け、ボルト、ベアリングも専用の物に 交換します。 この時にセンターのクリアランスを調整します。

10.ディスクセンター出し
専門ツールでディスクのセンター出しをします。

11.プレッシャープレート取り付け
プレッシャープレートにすらストベアリングを取り付けます。
その際に各パーツに給油しましょう。その後フライホイールに 固定しましょう。

12.ミッション取り付け
最後にミッションを取り付け、エンジンを載せ、エンジン調整をして 作業終了となります。
各ボトル、ナット類は全て規定トルクで締め、センサー類は規定値 にて調整します。
