964エンジンオーバーホールの流れ

1.エンジンバイスを固定
エンジン本体を、エンジンバイスに固定します。

2.オイル漏れ箇所チェック
まずは、オイル漏れ個所。クランクケース・スルーボルト・Oリング、この個所のオイル漏れは 964全年式に起こる可能性が有ります。

3.シリンダーヘッドチェック
この箇所の漏れは90y、91y車のみです。ヘットガスケットがこの年式には 入っていません。

4.ベースパッキンチェック
この個所はクランクケースとシリンダーの間で、これも964全年式に可能性が有ります。

5.エンジン分解
各パーツを点検しながらエンジンを分解して行きます。

6.Oリングの交換
クランクケースのスルーボルトを取り外し、新品のOリングに交換します。

7.90Yと92Yのシリンダーの比較
90Yと92Yのシリンダーの比較です。右側、92Yには、ヘットガスケットが入っています。

8.シリンダーヘットオイル漏れ対策
右側が当社にて加工後のシリンダーで、センターのリング が、オリジナルヘットガスケットになります。

9.各パーツの洗浄
分解後の各パーツを、ひとつずつ丁寧に洗浄していきます。

10.消耗パーツの交換
写真は交換後のバルブガイドですが、ほかにも、ピストンリングや各メタル類 色々とエンジンによって異なります。

11.各主要パーツの点検・測定・調整
エンジンの各主要パーツを点検、測定、調整します。又、エンジン組み立ての際もタイミング等の調整 が有り、これらの作業の良し悪しでエンジンの性能や寿命までもが大きく変わってきます。

以上が大体の作業工程になります。また、エンジンからのオイル漏れ、すべてが上記作業になるとは限りません。
オイルシールやホース類等からの可能性もあります。
なお、不明な点、質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

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